あのときだけは忍者のよう
“宵越しの金は持たないぜ!”って書いてるぐらいだから、今日は朝まで飲むぜ〜!って勢いだったのだけど、始まってみると乾杯が終わると同時に帰ろう(逃げよう)とする僕がいた。
気分屋の僕は急に冷めてしまったのだ。なんかシラけたのである。
なので帰ることにした。まず何回かトイレに行く振りをして帰るタイミングを計る。こちらに視線が来てないかを確認するのだ。頃合いを見て脱出する。足音を立てず、気配を殺し、誰にも気取られることなきように逃げるのだ。
その姿はさながら忍者のよう…だとかなんとか。でも大広間にいる20人に気付かれること無く、襖を開けて逃げるのはなかなか困難だと思うけど。
というわけで早々に帰ってきた。途中ラーメンを食ったりしたけど。
もう寝る。